注目を! 中央労働委員会 日本フッソ工業 団体交渉拒否 事件 和解提案をすすめてきた中央労働委員会が、組合の和解案をまったく検討せず、意見聴取もせず、一方的に「事件解決のための勧告」(本年4月3日)を出す暴挙! 中央労働員会がすすめた“立会団交”に応じ、本年2月22日に開催、そのことによって日本フッソ工業代理人弁護士が、「救済利益が存しない」と主張! 中労委は4月12日の調査で、争点とは関係ない“立会団交”が「命令に影響ある」と公益委員の発言、ひどい二重の暴挙! 労働者救済機関が大きな違反をし、本分を踏み外している。前面対決の“最終陳述書”を提出しました。
“立会団交”前に組合は、中央労働委員会の和解案を拒否すること、“立会団交”は条件なしであることを確認した上で応じたのです。もちろん中央労働委員会での和解も成立していないし、“立会団交”がまともな交渉にもなっていなかった事実から、4月12日の調査の場で結審、命令をと述べたのです。にもかかわらず中央労働委員会委員は、こんな中でも和解をすすめようとしたのです。次回の調査日程の設定まで行おうとしたのです。
争点整理は、労・使・中労委担当委員で確認している。組合は争点に関係ない“立会団交”であることと主張してきました。中労委がすすめた“立会団交”には和解はもとより、開催条件なしの確認のもとで応じたのです。また“立会団交”では、中労委委員が時間制限発言・協議中断、話し合いへの介入発言もあり、実質的な労使対等の「団体交渉」としても形成されませんでした。
会社代理人の主張は、“立会団交”を行ったから「団交拒否」は無くなったと言い出したのです。団交拒否事件として、大阪府労働委員会から不当労働行為命令が出ました。この命令の履行義務は消滅していないし、中労委での和解も成立していないのです。このことからして「救済利益が存しない」なる会社弁護士の主張は、成立しないと判断しています。労使の最終陳述書を読んでいただいて、ご意見などあればお寄せください。